若年層でコミュニティ運営する際の反省点
コミュニティ運営でたくさんの反省点があるので、ウェブに放流しておきます。
1. チャットサービスは思ったよりも規約が厳しい
Discord、Twitter は 13 歳以上、Slack は 16 歳以上が対象です。これは COPPA や GDPR の遵守のためです。
なので、できれば技術が分かる人がいるのであれば Mattermost などのオープンソースのチャットサービスをセルフホストするのがベストです。
また、話を聞いたところ、N 高は Slack Technologies 社から許可を得て使用しているようです。未踏ジュニアでは Mattermost が使われています。
2. スパム対策をちゃんとやろう
オープンなコミュニティにしていると、想像以上に平然とスパムが湧きます。気にしても仕方がないので、ロールによる認証やメールアドレスを求めるなど、ちゃんと対策をしておきましょう。
3. プライバシーとモデレーションに気をつかう
特に未成年者が集まるコミュニティでは、個人情報の聞き込みや、不適切な発言に対しては厳しく対処する必要があります。 ルールがない自由なコミュニティはそれはそれで素晴らしいですが、心理的安全性を保つためにも現実的には難しいのでモデレーションは後々必要になってくると思います。
4. 持続可能な運営を考える
特に若年層で運営する場合、生活の変化やその他負担などでコアメンバーと連絡が取れなくなってしまったり、運営が続かなくなることがあります。
そのため、バス係数を上げるためにも、積極的にドキュメントを共有したり、セキュアな方法で管理権を信頼できる人に共有しておく必要があります。
ドキュメント共有は、エンジニアリング文化のあるグループであるなら GitHub、そうでないのなら Notion や Google ドライブなどを使うと良いでしょう。
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